派遣先の会社で架空発注を繰り返し、住友電気工業から計約2億円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた無職、岡部順二被告(60)の判決公判が2日までに大阪地裁であり、渡部五郎裁判官はいずれも懲役3年(求刑懲役3年6月と同4年6月)の実刑判決2件を言い渡した。
岡部被告は2013年に別の所得税法違反事件で有罪判決が確定。刑法の規定では、確定判決前後の未確定の罪は併合されず、前後の罪の量刑を分けて判決が言い渡された。判決によると、岡部被告は住電半導体材料に派遣されていた12~14年、取引先に架空工事を発注させるなどし、親会社の住友電工から現金計約5400万円と約束手形19枚(計約1億5千万円分)をだまし取った。
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